暮らしノート
安心・安全講座
災害時に慌てない!いざというときに備えておくべきものって?
9月1日は防災の日です。
地震や台風といった自然災害が増えている昨今、どんな備えをしておけばよいでしょうか? ご自身で、またご家族と一緒に、ぜひ考える機会をつくってみてください。
どんな備えをしたらいいの?
近ごろは、防災意識の高まりから、食糧や必需品の準備をしっかりと済ませていたり、必要なものがセットされた非常用持ち出し袋が購入できたりするため、すでに対策されているご家庭も多いと思います。
そのため今回は、必需品以外にも「災害時、意外と役立ったグッズ」をご紹介しましょう。
・食用品ラップ
食糧はしっかりと準備できていても、食器を洗うための水が確保できないこともあります。ラップを食器にまいて使えば汚さずにそのまま捨てられますし、万が一ケガをしたときの止血など、応急処置にも使えます。
・ゴミ袋
ゴミをまとめておくのはもちろん、防寒着やレインコート代わりにもなります。また給水時のポリタンク代わりにもなりますよ。
・カセットコンロ+ガスボンベ
電気やガスがとまった場合、煮炊きやお湯をわかすためにカセットコンロが多いいに役立ちます。カップ麺やレトルト食品を準備していても、「温める手段がなかった!」ということがないように、準備しておきましょう。
・ツナ缶
食糧の中に、ぜひツナ缶を入れておきましょう。食べておいしいだけではなく、缶のふたを少しだけ開けるか、ふたに穴を空けて綿のひも(なければティッシュでつくったこよりでもOK)などを差し込めば、なんとランプ替わりにもなります。
ただ、点火にムラがあるため、ほかに灯りの手段がない場合の最終手段にしましょう。
※水煮ではできないので、油漬けを用意してください。
LPガスは災害に強いエネルギーです
2011年に発生した東日本大震災では、LPガスは都市ガスより12日、電力より58日間も早く完全復旧しました。
LPガスの一番の強みは、「分散型エネルギー」であること。導管や送電線を使う都市ガスや電気と違い、ボンベを運んですぐに供給できるし、個別に分散していることで復旧も早いのです。
点検や復旧が早いLPガスは、避難所はもちろん、病院や学校など公共性の高い施設にも適したエネルギーとしてさまざまに利用されています。
皆様のお家の軒下にあるLPガスボンベも、いざというときに使える「軒下在庫」。普段使っているだけで、非常時に備えている状態になっているのです。