暮らしノート
安心・安全講座
空き巣被害に遭わないために……防犯対策を見直そう
侵入犯罪で最も多いのが空き巣。
空き巣による犯罪は年々減少しているものの、それでも全国で年間5万件以上も発生しています。
防犯については、基本的に侵入者が手間取るための対策と、不審がられる対策を講じることが重要です。
つまり、いかに“空き巣が嫌がる住まいにするか”がとても大切なのです。
空き巣が嫌がる家って?
空き巣は、「5分以上侵入できなければ7割以上が諦める」と言われています。
そのため、手間取らせるには玄関をICカードキーやシャッター付キーに変更するなど、ピッキングされづらくします。
ドアごと変更して堅牢にすることも有効です。
窓サッシは防犯ガラス(複層タイプ)や、堅牢な面格子をつけます。
家の周りは高い塀や樹木をなくして見やすくし、中はカーテンやブラインドで見づらくするなど、侵入者が「ここはやめておこう」と思わせる工夫が大事なのです。
ドアや窓の前に砂利をしき、踏んだら音が鳴るようにするのも有効です。
特に「窓」に要注意!
空き巣犯による侵入経路で多いのは、圧倒的に「窓」と言われています。
「2階だから…」「トイレだし…」「小さいから…」という理由で、鍵をかけていない窓はありませんか?
そこが空き巣犯の狙い目になっているかもしれません。家の中をチェックし、管理がおろそかになっている窓がないか、確認してみましょう。
やり方としては、クレセント錠のそばのガラスをバールやドライバーで割り、鍵をまわして窓を開けます。
最近は、小型ガスバーナーでガラスを炙り、千枚通しやドライバーで突くことで大きな音を出さないようにして侵入するケースもあります。
ほとんどの空き巣が窓から侵入するならば、やはりここを強化するのが得策です。防犯フィルムを貼ったり、防犯ガラスに換える、振動アラームを取り付けるなどの対策を検討しましょう。