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理にかなっている!春の大掃除
大掃除といえば、年末が定番ですね。でもこれは日本独特のようです。
大掃除の始まりは、飛鳥時代・平安時代からとか江戸時代からなど所説ありますが、神社や宮中の「すすはらい」をして新年を迎える行事が一般に浸透していったことのようです。
だた、年末の大掃除はなにかと忙しく、また水を使うには寒い季節です。日が落ちるのも早いので現実的には大掃除をするにはふさわしい季節とは言えません。欧米では春に大掃除を行う「スプリング・クリーニング」が一般的だとか。
日本でも、エアコンを使わない季節、春に行うご家庭が増えているようです。確かに大掃除には窓を開けることが多いし、水の温度も高くなるので汚れが落ちやすくなるので、この時期がふさわしいといえるでしょう。また冬にエアコンを使ったあとのメンテナンスといった意味からもいい時期です。
これから湿度が高くなる季節になります。カラっと晴れた日に春の大掃除にチャレンジしてみませんか?
【春の大掃除のポイント】
1)これから湿度が上がってきます。カビの発生しやすい場所を集中的にお掃除を
■浴室・排水口・洗面所
梅雨前までに、カビの発生しやすい場所である浴室・排水口の集中お掃除をしたいものです。
また忘れがちですが洗面所の棚もいったんすべて出して、汚れを拭き、中を乾燥させましょう。
浴室や洗面所の換気扇のお手入れも忘れずに。
■押入れやクローゼット・靴箱
湿気が意外とまたりやすい押入れやクローゼット。衣替えといっしょにお掃除をしてしまいましょう。
しまっている衣類や布団を一度全部だしてから、ホコリを取り覗いたら、一度扇風機などで風を送って換気をしましょう。
この時期、衣類や布団類の処分を行って物を減らすのも次のお掃除が楽になるポイントです。
靴箱もこの時期大掃除を行っておきたい場所のひとつ。古くなって履かなくなった靴類はカビやダニの温床になることもありますので、思い切って処分をしましょう。
■冷蔵庫
これから暖かくなり湿度もアップすると、食中毒の季節になります。冷蔵庫はいろいろ詰め込みがちで、賞味期限が切れているものが奥の方に転がっていることもよくあること。冷蔵庫の掃除をすると決めたら 数日前から買い物をやめて、冷蔵庫・冷凍庫のもので料理を作りましょう。カレーやスープ、煮物などはいかが。
冷蔵庫の大掃除に取り掛かるとき、残った食材はクーラーボックスの中へ。痛まないように心がけてください。全部出し切ったら重曹を溶かした重曹水を付けた布で拭き掃除してから水拭きで拭き上げます。仕上げにエタノールをつけた布で除菌して仕上げます。冷蔵庫のドア掃除も忘れずに。
2)節電のためにエアコン掃除
■エアコン
暑くなればなくてはならないエアコン。節電のためにもエアコンの掃除は必須です。フィルターやルーバーなどのホコリを取るだけでも省エネ効果がでてきます。ただ最新のエアコンはお掃除機能が付いているものも多くなっていますので、必ず取り扱い説明書は読んでから取り掛かるようにしてください。
3)掃除の効果を実感できる場所の大掃除
■窓
冬結露をしたり、春先の花粉や黄砂で、意外と汚れたついている窓。暖かくなった春こそ、窓をきれいにして、部屋を明るくしませんか。窓用の掃除道具も100円ショップなどで揃えられます。手軽にできるのが水に浸した新聞紙で行う窓ふき。くしゃくしゃに丸めた新聞紙に水をたっぷりふくませ、上から下に窓を拭いていきます。汚れたらすぐ取り換えてくださいね。新聞紙のインクがしっかり汚れを落としてくれます。仕上げは乾いた新聞紙で拭きあげましょう。窓がきれいになると、部屋が一段階明るくなります。窓はお掃除の成果が実感できる場所です。
その他にも気になるところはいろいろあると思います。でも、いっぺんに行おうとすると疲れてしまいます。まずは気になるところ1か所からはじめてみてはいかがでしょう。1か所きれいになると、不思議と他の場所もきれいにしたくなるものです。
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キッチンの大掃除に革命ですね。