暮らしノート
快適生活ノート
お風呂で温まって、良質な睡眠をとろう
短い秋のシーズン、そろそろ温かいお風呂が恋しい時期になってきました。
夏の間はシャワーで済ませていた……という人も、それだけでは寒くなってきたのではないでしょうか。
上手なお風呂の入り方で、効率的に温まりましょう。
温熱・浮力・水圧がカギ! お風呂にしっかり浸かるべき理由
お湯をはった浴槽にしっかり浸かることには、たくさんのメリットがあることを知っていますか?
①温熱効果
まずはもちろん、身体が温まるということ。身体が温まり、血管が広がると、血のめぐりがよくなります。それにより、全身のすみずみまで酸素や栄養分が運ばれるのです。体にたまっていた疲労がとれるほか、筋肉の凝りがほぐれ、軽減します。
②浮力
次に、浮力です。お湯に浸かることで、身体がふわっと浮いたようになるのを感じると思います。お湯に浸かっているときは、その浮力によって体重が10分の1程度になるため、いつも身体を支えてくれている筋肉や関節を休ませることができます。
③水圧
最後に水圧です。昼間、デスクワークで座りっぱなしだったり、立ち仕事をずっとしていると、脚がむくんでしまいます。お湯に浸かることで身体に水圧がかかると、静脈にも圧力がかかり、血行が促進され、むくみの解消に役立ちます。
正しい入浴は良質な睡眠にもつながる
これらの健康を促進するために有効なお湯の温度は、約40℃です。熱すぎると交感神経が活性化してしまう可能性があります。適度な温度で、副交感神経を活性化させて身体をリラックスさせましょう。
また長湯もよくありません。お湯に浸かるのは約10~15分程度を目安にして、入浴の前後には水分をしっかりと補給してください。
お湯に浸かり身体を温めることは、良質な睡眠にも効果的です。
よい眠りのためには、体温を下げることが必要です。
「体温を下げることが必要なのにお風呂に入って温まっていいの?」と思われるかもしれませんが、実はお風呂に入ることがベスト。入浴後は、血管が開いているため熱が放散されやすい身体になっており、結果として体温が下がっていくのです。
就寝前のお風呂に入るタイミングの目安は、就寝予定からおよそ1.5時間前です。個人差があるので、自分のベストなタイミングを見つけてみてください!
また、お風呂から出て眠るまでの時間は、強い光やスマホの触り過ぎ、カフェインやアルコールの摂取などの刺激は避けて、リラックスして過ごしましょう。