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暑さを乗り切る! 日常的な入浴習慣による“暑熱順化”って?
“暑熱順化(しょねつじゅんか)”という言葉を知っていますか?
簡単にいうと、体が暑さに慣れること。日常的に入浴する習慣をつけると、この“暑熱順化”を促し、まだまだ暑さが続くなか心配な熱中症を予防してくれますよ。
エアコンや運動不足が暑熱順化を妨げている
人間は、体内で熱をつくることで体温が上昇し、発汗などによって体の表面から空気中に熱を逃がし、体温を調節しています。
でも、汗をかかないでいると、これがうまく機能せずに、体の中に熱がたまって熱中症や夏バテを引き起こしてしまいます。
近ごろはとくに、室内でのエアコンや、コロナ禍による運動不足といった要因が、暑熱順化を妨げているのです。
9月になっても、真夏日が続いています。この残暑を乗り切るために、日常的に入浴する習慣をつけて“暑熱順化”を促しましょう。入浴習慣をつけることは、日々の生活のなかで無理なくできる熱中症予防です。
しっかりとお湯に浸かることで夏バテ・秋バテ予防に
研究結果(*)によると、浴槽に浸かるのが「週4日以上」の場合と、「週4日未満」の場合で、発汗量と血流量を計測したところ、前者のほうが熱放散機能が向上する可能性を示しました。
日常的な入浴を繰り返すことで、高強度の暑熱や運動負荷トレーニングをしなくても、この効果を得られるのです。
つまり、毎日きちんとお湯に浸かることで発汗し、“暑熱順化”が促され、熱中症予防になるということです。
これらの結果は、年齢や運動習慣、BMIの影響を考慮しても変わらないとのことなので、発汗を伴う運動が難しいお年寄りにも取り入れやすい対策です。
夏バテ、そして夏の疲れからくる秋バテを予防しましょう! ぜひ、実践してみてくださいね♪
(*)リンナイ「浴習慣が発汗・血流による熱放散機能を向上させ熱中症予防に繋がる可能性を明らかに」(2023年6月23日ニュースリリース)